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ふだんよりも執拗な愛撫を施された音寧は薬酒の効果もあってか、彼の指が和毛をかきわけ秘芽に辿り着いたときにはすでに蕩けるような表情を浮かべていた。やさしくふれられて、物足りなさそうに身体は震えるが、これ以上刺激を受けたらはしたない姿を晒してしまうと身動きのとれない音寧は焦りだす。
けれども資の手は音寧の意に反して激しくなり、花芽を膨らまされてしまう。
「んっ、あっ――だめっ」
「さらに蜜があふれてきたな。そろそろなかに指を挿入るよ」
「ひゃぁ」
つぷり、とひとさし指を蜜口から膣内へ差し込まれた音寧は媚鳴とともにぷしっと潮を吹いていた。彼の髪と顔に飛沫がかかる。あ、と思った瞬間音寧は羞恥とともに絶頂を迎えていた。
「いやぁっああああっ……!」
有弦の前でも潮を吹いた記憶はあるが、こんな風に彼を穢すことはなかった。
音寧が快感とともに吹いた潮に濡れた男は恥じらいながら達した彼女を満足そうに見つめ、ぽたぽたと髪から雫を滴らせながら、顔を彼女の秘処へと近づける。
「……あ。資さま?」
「見事な潮吹きだな。薬のせいとはいえ、淫らでいやらしい」
「ゃ……何、を?」
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