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それを見届けた有弦は唇をはなし、音寧の左右の乳房へ両手を添える。それだけで彼女の身体はびくっと震える。そのまま顔を左胸に近づけ耳を寄せながら、ゆっくりと揉む。心臓の鼓動を直に感じ取るかのような彼の仕草に、音寧は目をまるくし、そのまま与えられる快楽に打ちひしがれる。
「あぁ……ゆ、うげん、さま……ぁあ」
「綺麗な色をしている。ほんとうに、男を知らないのだな」
「だ、だからそうだと……きゃあ!」
初々しい乳頭が彼の手に摘まれ、キュン、と下腹部が蕩けるような感覚が生まれる。
はじめは淡い桜色だった乳首は唾液をまぶされ赤みを増した。そのまま彼の舌によってれろれろと舐められ、はくり、と食むように口の中へ導かれる。至福の表情で音寧の乳首を舐めしゃぶっていた有弦は、甘い啼き声をあげる彼女を堪能している。
やがて乳房を揉み上げたその手は下乳から臍の下へ、転がり落ちるように撫でていく。
「なんて滑らかで、さわり心地のよい肌なんだろう。ずっとこうして愛でていたい」
「そんな……ッ」
「わかっている。身体が疼いているのだろう?」
「っはぁ……は、い……なんだか、おかしぃ、の」
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