捜査、そして…

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数日後、悟のスマホに見覚えのない番号から着信が入った。 ちょうど昼休みだったので、誰だろう?と思いながらも出てみた。 『阿辺悟さんの携帯でお間違いないですか? 少々確認したいことがございまして……』 例の交番の警察官からだった。 ただでさえ、あの少年がどうなったか気になっていた悟は、さらに交番からの電話に気もそぞろに午後の仕事を終えた。 「仕事が終わってからで良い」という言葉に甘え、退勤後、交番へ向かった。 交番には、若い警察官が座っていた。 「すみません、お電話いただいた阿辺ですが……」 そう告げると若い警察官は奥の方へ声をかけた。 すると、先日の年配の警察官が私服姿で出てきた。 「あれ……?」 その姿に思わず悟は声を出してしまった。 「勤務時間は過ぎているので着替えてしまったんですが、大丈夫ですよ。……面白い話ではないので、狭いですが奥へどうぞ」 警察官に促され、悟は「すみません……」と言いながら、奥へと入って行った。 そこは、休憩スペースのようだった。
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