虹色の果実
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何も無い暗闇の中、つばの広い白い帽子を被った少女と鳥の仮面を被った――仙人を称する男が対面して座っていた。 「ねぇ、おじさんって永遠の命を持っているの?」 暗闇の上に座る少女が言った。 「さあね」 少女と相対するように
胡坐
(
あぐら
)
をかいて座る鳥仮面の仙人が
惚
(
とぼ
)
けた口調で答えた。
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