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人口が爆発的に増えた20✕✕年現在、施行された法律により、自由死によって人々が亡くなっていった。
早期リタイアと言われ、勤勉に勤めた人や60年生きた人に通知書が届く。
もちろん、必ず死ぬ必要はなくその選択は自由であるが 通知書が届くおよそ三分の一もの人が志願する。
というのも、リタイアした人の家族には住宅が保証され、給与所得に見合った 家族が残りの人生を送るお金も用意されるのである。
それでも、人口は増えており今後また新たな法律が施行されるかもしれない。それよりも前に、という人が早期リタイアしているのである。
早期生涯リタイア通知書
あなた様の勤勉さ あるいは 類いまれなる60余年のご生涯が認められ、この通知書が発行されました。
執行所において、 亡くなってお骨になるまでが一貫して行われるためご家族へのご負担はございません。
執行日には自由時間が儲けられます。そのために必要な費用や物品は執行機関によりご用意致します。
執行に痛みなく、有効ガスにより速やかに行われます。
その他、詳しくは別紙 生涯リタイアにおける執行の手引きに記載されております。
リタイアをご希望の方は、手引きに添付されております申込書に記載し お勤めの会社人事部 あるいは もよりの役所へお届けください。
さて、あなたも早期リタイアされますか?
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