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あまり乗り気ではないか、仕方ない。あの手を使うか。
「実はだな学校からその山までのルートの途中に焼き肉屋があるんだ。帰りにそこに寄ろうと思ったんだが……」
「行きます!」
「是非行かせてください!」
やはり高校生では焼き肉の誘惑には勝てなかったか、我ながらナイスアイデアだった。一応その店は食べ放題サービスもやっているし、僕の財布にも優しい作戦だ。
「それじゃあ先生はこの活動を部活動として行う許可を校長先生にとってくるから」
そう言って僕は部室から出ると、ある人物と出くわす。
「新川先生。どちらかに行かれるんですか?」
「松原先生、図書委員会はもう終わったんですか?」
「はい、でも新川先生はどうしたんですか?まだ部活は終わりの時間じゃないはずですが」
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