13人が本棚に入れています
本棚に追加
校長室で僕は土曜日に行おうと思っている部活動の内容について説明をしており、校長先生が反応をする。
「ほう、山に隕石の後を探しに行くんですね」
「はい、当日は私と松原先生、そして天文部員2名で行きます」
「天文部員は3年生が引退しましたから来年度に新入部員が入らずに彼らが卒業すれば……」
「廃部ですね、こう言ってはなんですが、この発見は部の存続もかかっていますね」
僕もただ、趣味を彼らに押し付けたわけじゃない、世紀の発見ができれば宮川高校天文部は有名となり、新入部員が入部して部の存続がなるかもしれないんだ。
上手くいけば今の1年生からも入部希望者が出てくるかもしれないしな。
「分かりました、当日の部活動を許可しましょう」
「ありがとうございます」
「くれぐれも山で生徒を危険な目に合わせないようお願いしますよ」
「はい」
こうして僕は校長室をあとにする。さあ、当日が楽しみだな。
最初のコメントを投稿しよう!