山へ向かうと

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山へ向かうと

 遂に山へ向かう当日を迎えた。あれからもテレビやネットのニュースを見ているが、隕石を発見したという報道はない。  念の為に山に入れるかも調べてみたが、危険性が少ない事は確認され入山はできるようだ。  そんな事を考えて車を学校の駐車場に停めているとまずは松原先生がやってきて、僕に声をかける。 「おはようございます、新川先生」 「おはようございます、松原先生」  松原先生と朝の挨拶を交わすと今度は天文部の2人がやってきた。 「おはようございます」 「おはようございます、あ!松原先生、本当に来てくれたんですね!」 「おはよう、長田君、桃井さん、ええ、私は副顧問だからね」  長田は僕の事は無視か、まあいい。とりあえずみんなにも車に乗ってもらうか。  当然僕が運転席に、助手席に松原先生が座り、後部座席には長田と桃井に座ってもらい、出発する。
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