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朝8時ごろに出発し1時間ほどすると、山から一番近い有料駐車場に到着し、そこに駐車をして車から降りる。
「とりあえずここからは歩くことになるけど、すぐに山には到着するからな」
「はーーい!」
「それじゃあ行こうか」
そう言って、僕達は山へと向かっていく、山といっても標高もさほど高くなく、普段はハイキングなどで来る人が多い山であるし、僕は山の頂上から夜空の星を何度も見たことがあるし、これくらいの高さの山ならどうってことはない。
だが他のメンバーが持つとは限らないしっかりとペース配分が必要だ。
「長田、体力のある長田が最後尾を歩いてくれ、先生は先頭でペースメーカーとして歩く」
「あ、はい」
「それで、松原先生や桃井の歩くペースが落ちてきたら大声で先生に声をかけてくれ」
山登りの基本として最後尾に体力のある者、そして先頭には登山になれた者がペースを作っていくのが良いとされているからな。
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