後でもっと噛んで※

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後でもっと噛んで※

甘く、焦らす様に揺さぶられて、僕はあっという間に快感の淵から溢れ出た。ビクビクと震える僕の先端から出た白濁でお腹が濡れたのを感じた。 なのに、ウィルは更に力強く僕を追い立てて、僕はまた馬鹿みたいに喘ぎながらウィルを締め付けた。ウィルの呻き声が大きくなると、それと一緒に僕を揺さぶるその動きも大きく激しくなった。 僕は今度こそ、真っ白で引き絞られるような気持ちよさと、怖さとの相反する心持ちで、ウィルの情熱のほとばしりを中で感じた。腰の動きと一緒に、ドクドクと僕の中に吐き出すウィルのそれは、僕に確かな喜びを連れてきた。ああ、中出しって最高に感じる…。 て言うか、それ以外を知らないかも。僕はそんな風に思いながらぐったりとベッドに沈み込んだ。隣にドサリと脱力して転がったウィルは、やっぱり息を荒げて放心状態だった。 僕はそんなウィルを横目で見ながら、その美しい横顔に手を伸ばした。 「ウィル。ああ、本物だ。」 僕の方に顔を向けたウィルは、エメラルド色の瞳で僕を見つめて甘やかに微笑んだ。そして僕の伸ばした指先を唇で挟むと、軽く噛んだ。 「もっとかじってやろうか?」 そう悪戯っぽく笑うウィルに、僕はクスクス笑って答えた。 「食べられたいのはやまやまだけど、僕はシャワーしたいかな?お腹もすいちゃった。」 そう言って、僕の色々なモノでドロドロなお腹を見下ろした。僕がお腹を指で撫でていると、ウィルはグッと息を止めて起きあがった。 「まったく。ハルのその無意識の攻撃に私はいつも煽られてるんだ。私の恋人はタチが悪いんだから。」 そう言うとキョトンとした僕の手を引っ張って浴室へ連れて行った。結局、ウィルの放ったアレとかを綺麗にしてもらったりしたせいで、僕はまた身体に熱がこもってしまった。 けれど、ウィルは知らんぷりで、多分ワザと気づかないふりをしてニヤニヤしながら僕の水滴を拭った。 「ハル、美味しい甘味は後に取っておくものなんだよ。今夜は眠れないかもしれないからね?さあ、食事に行こう。」 そう言って僕に軽いキスをすると、脱ぎ散らかった服をぶつぶつ言いながら拾い上げて、僕に渡してくれた。結局、気もそぞろながらも、久しぶりに王都の賑やかな店で食べる食事は美味しくて、僕たちは楽しい時間を過ごした。 その時、僕は食事をしながら、ウィルに僕の秘密を打ち明ける頃合いなのではないかと感じていた。だって、満月まではあと一週間に迫っていた。
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