835人が本棚に入れています
本棚に追加
手分けして中を探し、龍見がキーらしき物を発見した。龍見はキーに付いたボタンを押すと車のドアが開いた音がする。
「やりましたね」
「ビンゴだ。……乗ってくれ」
俺は助手席に座り龍見が運転席、エンジン音がかかる。
「桜井君、案内を頼むよ」
「分かりました。……十六夜、日霊のある場所まで案内してくれ」
《……小樽市役所と言えば分かるか?そこを目指すんだ……》
「分かった。龍見さん、小樽市役所を目指して下さい」
最初のコメントを投稿しよう!