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「……もうそろそろ見えて来る筈だ。……あれだね」
見覚えのある市役所、俺は何度か足を運んだ事がある。
「次はどこへ行けばいい?」
「十六夜、次はどこだ?」
《……次は無い……》
「次は無い?どういう事だ?」
《……あの場所の地下に日霊が眠っている……》
「小樽市役所にあるって言うのか!?」
俺は驚きを隠せなかった。
「どういう事だ?市役所にとりあえず入るぞ?」
そう言って龍見の運転する車は市役所の敷地へと入った。
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