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「間違いないね。この先だ」
俺達はその階段を下りる。着いた先はCHAOS支社や京本が住んでいるという施設内部のようだ。
どこも荒らされていない……広い……この中のどこかに日霊が存在している。俺達は周囲を警戒しながら内部を見て回った。奥へ奥へと進んでいくが、十六夜の姿も見受けられない。
「……誰だ、貴様ら!?」
「「!?」」
俺達に向けられた大きな声、そこには白衣を着た高齢の男性が銃口をこちらに向けていた。
「俺達はここにあるっていう日霊を探している」
「何故、その名前を……まぁいい。……そんな物を使ったとしても、私達人間は助かりはしない。もう遅いのだ」
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