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周辺地面に転がっているクロスレールを取る。両手に握り締めた二丁のクロスレールを自動頭部射撃モードに切り替え、私は撃って撃って撃ちまくった。
……
「……はぁ……はぁ……」
もう見える場所には空を漂う異形の十六夜一体しかいない。あいつだけは赦せない……私は異形の十六夜にも何十発も撃ち込んだけど効果が全く見られず、異形の十六夜は他の獲物を探すように飛び去っていった。
「……うわぁああああああああー!……」
空に向かい声を出しても、私の心が晴れる事はなかった。
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