変わらない自分

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変わらない自分

あれから時がたち、俺は25歳になった。 モデルのバイトがうまくいき今はもう仕事になった。 今はモデルだけじゃなく、ドラマにも顔を出すくらいにはなった。料理が得意である事もあり、料理番組もさせてもらっている。競争が激しい芸能界でありがたいことだと思う。 名前が売れたから、悪党のアイツらが金をせびってきた。会社にはあいつらのことを言ったので、会社がもう会わないようにしてくれたし、連絡もとれないようにしてくれている。あいつらとは縁が切れていた。 今日は雑誌の対談だった。 相手は、IT会社の社長の一堂 悠斗だった。俺より2つ年上で、イケメン。会社が最近急成長の会社で知らない人は今いないくらい有名人だ。週刊誌でも有名で女遊びが盛んらしい。 対談が終わりすぐに、合コンしようと誘ってきた。俺は丁重にお断りした。それでも引き下がらなかった。 俺は大人の対応をしたが、結局連絡先までGETされてしっまった。だがなんとか逃げ切ることができた。 仕事をして成功するとみんなチヤホヤしてくるが、結局いつかは裏切り手のひらを返す。 ーー俺は昔とちっとも変わらない。 そう思うと自分がたまらなく寂しい人だと思った。 なんだかあのカフェに行きたくなった。
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