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まえがき
始めにネタバレを好まない人はこのページは飛ばして次のページよりお読み下さい。
このページはあとがきとして、
最後にお読みくださっても大丈夫です。
さてこの作中には多くの問いが出てきますが、
私自身その問いに対する明確な答えがあるわけではありません。
もし仮に明確な答えがあるとすれば、
それはカルトであり、盲信であり、
それが正しければ良いのですが、
残念ながら多くの場合そう言った思想は、
多くの悲劇を引き起こしています。
宗教戦争しかり。
例えば人類を絶対的に幸せに導く教えがあったとして、視点を変えれば人間の発展こそが全ての生命にとっての不幸と破滅だったとすれば、
それは偉大なる教えなのでしょうか?
そうこういった風に視点を変えれば、
簡単に真理とは裏返るものです。
だからこそ私は、問い続けたいと思います。
さてジャンヌの暮らす時代は、
死が今よりずっと身近にある時代でした。
苦しみは救いを求め神を生み出します。
信仰とは人々を救済する救いともなれば、
人々を差別する刃ともなりえます。
信仰差別とは、皮膚の色による差別ではなく、
信じる考え方の違いによる差別。
正義と悪。天使と悪魔。信者と異教徒。
あとはこの作品の問いに対する、
あなたなりの答えを教えを見つけてください。
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