17才のあの日

1/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ

17才のあの日

夢みた愛は、 楽しく優しい愛だった。 この世の愛は、 悲しく切ない愛だった。 そして、友人は 電車に飛び込んで 自殺した。 17才 5月の蒸し暑い夜だった。 私達は、いつも一緒居た、 そして世の中の大人にムカついていた。 はあ〜 ウザイんだけど。 偉そうに! ホント!ウザイ ウザイ ウザイ 死んじまえ、 嘘ばかり、いい加減で自分勝手な 大人なんて。 皆んな思っていた。 死んでしまったあの子も 私達も。 この世はウザイ事ばかりで 嘘ばかり、、、 本当の事は何か 分からないまま、生きるしかない。 もがいて、もがいて、、、 苦しくて。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!