闇…病み

友達の父親が変質者だなんて！

中学3年生の6月頃から、
夜にイタズラ電話がかかって
くるようになる。
絶対に1人の時にだ。

電話の内容は
「 今、1人でしょう」とか、
「 さっき友達が帰って1人だよね」
「 みんな、分かってるんだよ」等、
私が「 1人じゃないです」
などと言うと、
「 そんな事はないよ、今から行ってもいいんだよ」と、中年の男の声。
私はビックリして！電話を切る。

そのうち、朝になると
私の部屋窓のシャッターだけが、
少し空いている事が多くなってきた、絶対に覗きに来ている！

母や友達にも相談するが、
中々、解決方法が見つからない。
彼氏や友達に泊まりに来てもらう様にしたら、
今度は玄関の横の新聞紙入れを
開ける【キーキー】と言う音が！
怖すぎる、、、

警察やNTTにも連絡をして、
ある日、イタズラ電話の逆探知が出きた。
イタズラ電話や嫌がらせを
していた犯人が分かる。

その犯人は聡の父親だった！！！
あまりの事に、私はビックリした。
まさか友達の父親だったとは😱

その時の、私は、、、
怖さと気持ち悪くて、吐き気が止まらなかった。

犯人の声は録音もしてあったので
証拠もある。

私は、彼氏や何人かの友達に来てもらい
直接、聡の父親に電話をした。
「 もしもし」と、聞き覚えのある声、
「 貴方、私にイタズラ電話してますよね」
「 家まで来て、シャッターを開けたり、新聞紙入れを開けたり」
「 みんな分かっているんです」
「 証拠もあります！」
「 いい加減にしてくれませんか」と、言うか相手は何も言わない。
私の彼氏や友達が
「 いい加減にしろや！
警察に言うぞ！」
「 この変態ジジイ」
「 気狂い」
「 クソ野郎」など
罵声をあびせる。

私が
「 証拠も有りますし、警察にとどけますね」と、言った時
初めて聡の父親が喋った。
「 本当にすみませんでした。」
「 聡の事が心配で」
「 すみません」
「 もう2度しませんので、
許して下さい」と。

私は
「 もう2度しないで下さい」
「 どれだけ気持ち悪く、怖かったか」
「 今度こんな事をしたら、警察に通報しますから」そう言うだけで
精一杯だった。
私の手は震えていた。

私の彼氏も友達も
「 そうだ！もう2度とするなよ」
「 ふざけんな！警察に言うぞ！」
「 変態が」
「 聡の父親だなんて最低」
「 死んでしまえ」

電話を切ってから、皆んなで
抱き合った。
「 やったね」
「 あいつ、認めたやん！」
「 もうこれで、悩まなくていいね」
「 でも、聡の父親だったなんて」
「 ショックやね」
「 本当に意味が分からない、気持ち悪い」と、皆んなで悪口を言いあって
随分、楽になった。
皆んなが居てくれて、本当に助かった。
友達っていいなと思った。