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私の予想してた通り、
ヨシは子供を産む事に反対したらしい。
「 でも、私は絶対に産むから」
「 優希も、応援してくれるよね」
雅は一旦言い出したら、人の言う事は聞かない!
私は頷くしか無かった。
冬になり、雅のお腹も大きくなってくる。
雅はその大きくなったお腹を
愛おしそうにさすって、
「 もうすぐ会えるからね」と、
お腹の子に話しかけている。
私は本当に大丈夫なのかと
不安に思いながらも、
受験の事で、頭がいっぱいだ。
他の皆んなも自分の事で、
雅の事など考える
余裕がない。
雅の事を、いい加減にしてほしい!
自分勝手すぎるよね!等と、
皆んなが悪口を言い始める。
受験という闇に、
誰もがのみ込まれていく、、、
3学期が始まり、
前期受験に向かって
皆んな必死に頑張っている。
雅の、お腹も随分大きくなってきた。
私はヨシに
「 キチンと雅の事、見ててあげてね」
「 傍に居てあげなよ」
「 私達は受験で余裕ないから」と、キツく言った。
私は、いい加減過ぎる
ヨシに対して苛立ちを覚えた!
もっとシッカリしろ!
お前の子だろう!と。
私の初恋の相手は最低な男だった(笑)
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