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出会い
雅と出会ったのは、
小学校6年生の時。
雅は綺麗で明るく
太陽みたいな子だった。
自分の意見をハッキリ言う
その凛とした姿は、
臆病で、自分に自信もなく、
可愛くもない、私からは
輝いて見えた。
あの子と友達になれたらな、
でも、無理だろうな。
そんな私達が、関わる事に
なったのは
クラスの宿題で出た、詩がきっかけだった。
私の詩が発表されて、、、
雅が、私に声をかけてきたのだ。
「 優希って、母子家庭だったの」
「 私も母子家庭なの一緒だね」
「 夜は1人なんだ」
私はびっくりしながら、
「 うん、夜はいつも1人」
「 じゃあ遊びに行ってもいい」
「 うん、いいよ」
それから、雅は毎日家に来るようになった。
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