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何も変わらない
今日も明日も明後日も学校だ。
毎日が憂鬱、学校なんて私には自分を消しているような物にしか思えない。
そんなことを思ったり、考え事をしているともう教室に着いてしまった。
2-5
ここが私の教室だ。
中を覗くといつも通り黒板消しと水の入っているバケツが飛んでくる仕組みが出来上がっている。
そんなに私のこと嫌いならいちいちこんな面倒なことしなくてもな。
濡れるの面倒くさ、前から入ろ
後であの仕掛け直しておけばいいんだし。
結局前から入った。
「あっれ〜聖莉じゃん!なんで濡れてないわけ?黒板消しも引っかかってないの!?面白くなーい!」
そう言い私の事を邪魔者扱いしてくるし、
なんなんだろ
机を見ると花が置いてある。
今日の花はスノードロップか、花言葉は貴方の死を望みます。そして希望、まぁ望叶の事だし貴方の死を望みますでしょ。
こんな可愛い花なのにね。
あ、黒板消しと水の入ってるバケツ片付けないと!
片付け終わった。
他の人に被害がなくて良かった。
「聖莉〜」
あ!
この声は、花音だ!
「花音〜」
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