1月12日

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9時になり、徒歩1分のところにある耳鼻科に10分かかってたどり着き、待ち合いにいる間もずっと嘔吐。 やっと診察室に呼ばれて、先生がひとこと。 「とにかく安静に。それで治ります」 聞けば、三半規管にある、「耳石」というものが動いてなる症状、とのこと。 勝手に元に戻るか、体に吸収されるから、そうすると治ります、と。 「原因はわからないんだけどねー、大抵はストレスや大病した後になる人多いから、コロナで弱ったところに出ちゃったかなー」 先生があまりにもあっけらかんと説明してくれたので、私の不安も一気に吹き飛んでいきました。 「今日はさすがに、お仕事休みや」 「うん。ほんとにありがとう」 友達が帰っていって、吐き気止めがきいてきたのか眠くなり、3時間ほど寝て目が覚めたら、グルングルンはどこへやら(笑) 改めて友達にラインをして、翌日から出勤する連絡を会社に入れて、リビングに。 『お粥できてるから、食べられるようなら食べてね』 友達のメモが置いてあって、号泣。 またお礼のラインをして、泣きながらお粥を食べました。 ほんとに、心細かった。 いま、自分が亡くなったら、ニャンコ、どうなるんやろ、とかも一瞬よぎった。 ひとりになる、って、こういうことなんだ。 現実を突きつけられた。 この日来てくれた友達に、昨日はお礼も兼ねて会ってました。 「できることはするから。いつでも何でも言ってね」 ひとりじゃ生きていけない。 改めてそう思いました。 ありがとう。
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