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9時になり、徒歩1分のところにある耳鼻科に10分かかってたどり着き、待ち合いにいる間もずっと嘔吐。
やっと診察室に呼ばれて、先生がひとこと。
「とにかく安静に。それで治ります」
聞けば、三半規管にある、「耳石」というものが動いてなる症状、とのこと。
勝手に元に戻るか、体に吸収されるから、そうすると治ります、と。
「原因はわからないんだけどねー、大抵はストレスや大病した後になる人多いから、コロナで弱ったところに出ちゃったかなー」
先生があまりにもあっけらかんと説明してくれたので、私の不安も一気に吹き飛んでいきました。
「今日はさすがに、お仕事休みや」
「うん。ほんとにありがとう」
友達が帰っていって、吐き気止めがきいてきたのか眠くなり、3時間ほど寝て目が覚めたら、グルングルンはどこへやら(笑)
改めて友達にラインをして、翌日から出勤する連絡を会社に入れて、リビングに。
『お粥できてるから、食べられるようなら食べてね』
友達のメモが置いてあって、号泣。
またお礼のラインをして、泣きながらお粥を食べました。
ほんとに、心細かった。
いま、自分が亡くなったら、ニャンコ、どうなるんやろ、とかも一瞬よぎった。
ひとりになる、って、こういうことなんだ。
現実を突きつけられた。
この日来てくれた友達に、昨日はお礼も兼ねて会ってました。
「できることはするから。いつでも何でも言ってね」
ひとりじゃ生きていけない。
改めてそう思いました。
ありがとう。
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