天涯の花

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それから程なくして 村祭りの見世物に “女相撲”が来ていると、 塀越しに雇人が 噂するのを忠晴は聞いた。 (そうか…あの娘たちが) 川辺りで見かけた娘達が、 “大柄”であったことに納得。 貧困家庭の“口減らし”のため 娘達が廓に売られること以外で、 器量に欠いて大きな娘が、 “見世物”として相撲をとると おぼろげには知っていた。  ♧ 女相撲はちゃんと    服は着ていました。
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