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 はあ、となんだか照れくさくなってしまい床に座り込むと、遼が遠慮がちに近づいてきて目の前にしゃがむ。 「おれ…」 「ん?」 「俺、君のためならなんだってできるよ」  まるで告白のような、少し頬に熱を宿しながら美しい目の前の男から告げられた言葉を、今もたまに、夢に見る。
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