序章

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序章

私は思うのだ、世界は何故滑稽で、何故美しいのかと。正解は無いのだろう、或いは、たくさんあるのだろう。 神は言う、何を持って平和と言うのかと。 確かに。 老衰以外無い世が平和なのか。 虐待の無い世が平和なのか。 犯罪の無い世が平和なのか。 それとも、戦争の無い世が平和なのか。 でも、よく考えてみるのだ。 それらが無い世は、退屈ではないか? 退屈は人を殺すこともあるだろうに。 ねぇ、交換してみないかい? 人の願いと、退屈を。 ここは、そういう店さ。
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