雪の進軍

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雪の進軍

kei達っ一行は一路丸山ゲレンデに向かっていた。 しかし、腰上まである新雪と激しい吹雪に行く手を阻まれていた。 雪の進軍っ氷を踏んで♪ どこが河やら道さえ知れず♪ お~! 「keiさん、軍歌なんて歌ってやる気満々ですね。めずらしい?」 腰まである雪をラッセルしながら、一歩一歩っ足場を作るかのように進みます。 一歩一歩っ 「もうどのくらい来たんだろお~」 「まだ100m位だと思いますよ」 さめがスマホで現在地を調べてくれてます。 さめってば、機械につよいんです。 「意外と進んでますね。丸山ゲレンデまであと半分です。」 keiっ毎日スノボして体を鍛えていますからぁ~。 このくらいの深雪、へっちゃらなんでっす。 「あれ、keiさんっ浮いてませんか?」 えっ ! 「体が浮き上がる魔法を使ったでしょう!」 まぁ~。 「"まぁ"じゃありません!MPが減っちゃいますから、魔法は大事なときに使ってください!」 ズボッ←魔法の力を止めて、雪の中に落ちたのね 「そういえば、keiさんは飛行系の魔法が使えましたっけ?」 あらっ、keiは魔法で飛べないんだった。 「おかしいですね?」 魔法をといて落ちたところは、胸まで積もったばかりの新雪がありまった。 keiが落ちて、埋まって、出来上がったkei穴を、手で雪を押して広げて、休憩をする事にしまったよ。 エンゼルパイもカントリーマームも凍っていて硬いっ。 「お菓子は洋服の中にしまっておいたほうがいいですね。」 スマホはなるべく体に近いところにぶら下げてあります。 寒いと電池がすぐ無くなっちゃうのね。 体温で冷えないように体の近くに置くんだよ。 コーヒーもずいぶんとぬるくなっていました。 冷めて、ちょっぴり酸っぱいけど、おいしい~。 ああっ、keiはなんで猫猫スキー場でサバイバルしてるんですかぁ⁉ 「keiさん!」 とつぜん、さめは声をあげると、きょろきょろしながら、なにかに意識を集中させてる様子です。 「なにかあったの?」 ヒレをお口にあてて、シッて静かにするようにうながす、さめっ。 そして、ゆっくりとお口を開きましたよ。 「なにかが近づいていきます。」 なになにぃ、怖いんですがぁ。。 「もう、すぐそこです。」 ラスボスかな~w 「ラスボスはまだ現れないでしょう。」 ラスボスじゃないとしたら、なに~!? それ、ちょっと怖いんですが~~ keiとさめは恐る恐る穴から顔をだしました きゃ~~~っ!なんかいる~~~(゜□゜*) 胸の辺りまで雪に埋まった、雪まみれのダースベーダー氏⁉ 頭にフードを被っているので、何者かわかりません。 でも、人間の形をしています。 たしかに猫魔王じゃないのね~~~ 「keiさんっ道に迷ったんですか、スキーセンターは逆方向ですよ。たぶん!」 ダースベーダーがしゃべった('◇')ゞ バタっ! あっ倒れた! keiっダースベーダーやっつけた! でも、なんでダースベーダーがkeiの名前を知ってたの? んんん? 「keiさんっやっつけたんじゃないです。この人、疲労で気を失っちゃったんですよ。」 そっか、keiはなにもしてなかった。 「あっ、この人は猫猫コーチさんですよ!」 えっ? 「ほんとだぁ~、猫猫コーチ!」 猫猫コーチはkeiにスノーボードを教えてくれるんです。 でも、いつもコーチはスキー場の外に出かけていて、ゲレンデにはいません。 なので、ときどきしか教えてもらえません。 「コーチは新雪が好きな人だから、バックカントリーに出掛けて、この吹雪にあっちゃったんだよ、きっと。」 そうそう、とっても新雪が好きな人だったから、このまま春まで新雪の中で寝かせておいてあげましょお♪ ご葬儀は春になってから... なむ~。。 「こらー!死んでませんよ。早くスキーセンターに連れていってあげてください!」 戻るの~ブツブツっ 「さめっ、話をちゃんと聞いてちょうだい。友人を助けるためにkeiが死ぬようなことになったら、使い魔のさめも死ぬことになるんです。二次遭難と言って、たしかにゆうじょうもたいs」 「こらー!早くしないと猫猫コーチは本当に死んじゃいますよ。」 もじもじっ 「早く早く、さっきみたいに魔法で飛べば良いでしょう!」 コーチは倒れる ほっても置けず♪ ここは何処ぞ 皆雪の国♪ お~! 「軍歌の替え歌なんて歌ってないで、急いで!急いで!」 そうだ、keiっ飛べるようになったんだ(^o^)/ つづく~
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