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1時間くらい残業はしたけど、メッセージで送られてきた会社の近くの居酒屋に到着した。
チェーン店の居酒屋のお座敷の個室が予約出来たようで、予約者の名前をつげると店員さんが案内をしてくれた。
ヒールの靴を脱いでから襖を開けると、営業部の顔見知りが10人くらいいた。
本社にいる広告の営業部、その第二営業部のメンバーばかり。
第二営業部の部長は極上に良い男、青田部長。
若くて大きな格好良い男の人で、凄い元気で・・・風を吹かせてます!!みたいなタイプ。
そんな部長だからか、第二営業部のメンバーもそういう元気なタイプが多く、あたしと仲良くしてくれる。
「明!お疲れ~!!」
「明、ここ座れよ!!」
「明!こっちこっち!!」
みんながそう言ってくれ、どこの席に座るか悩んでしまうほどで。
それに嬉しくなりながら考えていると・・・
初めて飲み会で見る1人の男の人に気付く。
広告の営業部、第一営業部の部長さんだった。
浅黒い肌、
スッキリとカットされた少し茶色く少しクセのある髪の毛をキッチリとセットし、
男の人にしては大きな可愛い目をしていて、
可愛い系ではあるけど、凄いイケメン!!
しかも、腕捲りをしたワイシャツからは太い腕も、男らしい筋の浮き出た手の甲も見えていて・・・
ワイシャツを着ていても筋肉隆々なのが分かる。
年齢は今年で30歳、独身。
この第一営業部の部長も極上に良い男。
愛して愛して仕方ない人がいて権力も兼ね備えた極上に良い男。
そんな極上に良い男でイケメン、真坂部長は1番奥の席に座っていて・・・隣にも前にも誰も座っていない事態が起きている。
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