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真の王
「貴様が八津方だな、我は喜正獅子丸と申す!勝負だ」
「来い」
この世界に話し合いは無い、戦闘態勢に入る2人。
「我はライオンと同化したライオン人間、百獣の王として最強の称号も我になくてはならない」
「ふっ」
「何がおかしい?」
「百獣の王とは名ばかり、スピード、パワー、頭脳、集団チームワーク、どれ1つとってもライオンが1番のものは無い。かつての人間が勝手につけた称号にのぼせ上がるとは愚かな」
「ふっ」
獅子丸は鼻で笑い返した。
八津方はそれを自信のはき違えとして捉えた・・・が
「はああああああ!!」
ライオン人間は獣人化を始める、お馴染みのたてがみが生えて来た。
「ふっ、ライオンなど・・・何ぃ⁉」
体格がカバ人間と同等まで膨れ上がった。さらに大きな鉤爪、鋭い牙、たてがみも黒く胴まで生えている。
「こ、これは⁉」
「貴様がマラバルジョロウグモモドキと同化した蜘蛛人間の中でも希少種な様に、我もバーバリライオンと同化したライオン人間の希少種である!」
「なんと!!」
「百獣の王の称号の由来はライオンでは無い、我バーバリライオンから来ているのだ!!」
獅子丸は八津方に飛び掛かった、大きな鉤爪を振り下ろす。
「チンコブレーーード!!」
ガピョーーーーン!チンコブレードで何とか爪攻撃を受け止めた。しかし・・・
「ぐぐぐ!!」
パワーがノーマルなライオン人間と桁違いだ。押し込まれる!
獅子丸の右腕1本の爪攻撃に対して、両手でチンコブレードを支える八津方。
フリーになっている獅子丸の左腕の鉤爪が、八津方の胸板に斬り込んだ。
「ぐああああああ!!」
致命傷には至らなかった、しかし胸板に三本線の爪痕がくっきりつき出血が始まる。
「情けは掛けん、一気に決める!」
再び構えに入る獅子丸。
「なるほど、俺は貴様を侮っていたようだ。だか俺は人間としても北辰一刀流を極めている」
「それがどうした?貴様の剣ではバーバリライオンのこの皮膚は斬れん!剣道がいくら優れていようと無意味だ!」
獅子丸が飛び掛かってきた。
「今度は貴様が俺を侮ったな、北辰一刀流とチンコブレードのハイブリッド。ポコチンイットウ流奥義!チンコプレッシャーーー!!!」
「だから斬れんと言って・・・」
ピト。
チンコブレードの先端を獅子丸に押し付けた。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・く、臭!!おえっ!!」
「獣の故に優れた嗅覚が仇となったな」
「うおええええ!気持ち悪っ!」
チンコブレードから顔を背けようとする獅子丸。
「逃さん!」
昔、小学校低学年の時に、好きな女の子にカエルを押し付けようとした男子の様に。
八津方はチンコブレードを獅子丸の顔から離さない。
「や、やめろーーー!それを近づけるなあああーーー!」
「ほーれ!ほれほれ~!」
「いや、それにしても貴様のモノ、臭すぎるぞ!」
「ふっ、こういう時の為に俺は風呂に入ってもチンコは洗わない!」
「なんだとーーーー!!!ぐわあーーーーー!!」
バタッ・・・獅子丸は臭さのあまり失神してしまった。
「眠ってしまえば筋肉も弛緩する、てか今のうちにやっとかないと・・・」
チンコブレード一閃、獅子丸の首は胴から離れた。
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