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ちょっと‥っ、待って‥
焦らすようにゆっくりとお腹を撫でられ身体が反応する。その指の這わせ方はえっちすぎる。日菜さんの品やかな長い指が腰を通り過ぎ内腿に触れる時、ヤバいと思い日菜さんを引き剥がした。
「‥っ‥、時間ないからダメ」
「残念。もっと甘やかしたかったのに」
頬に軽くキスをされる。離れた日菜さんと視線が交わる。
整った顔立ち。毛先がふんわりとウェーブがかかった綺麗な髪は背中まであり普段から手入れされているのが分かる。彼女は私より2つ年上で‥‥私のセフレだ。
「明日からちょっと忙しくなるかも。また連絡するけど」
ベッドから立ち上がり散らばった下着や服を集め、身に付けていく。明日のことを考えると憂鬱で仕方ないがもう決まったことなので諦めた。
「わかったわ。で、なんでそんな不満そうなの?」
ふふっと笑う彼女に悪気がないのは分かるが今、思い出してもあの出来事にはため息が出る。
「いや父親の頼みでちょっとね」
ーあれは1ヶ月前のこと。
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