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世界観
和風×サイバーテクノ×中華。
発展した近未来と和風中華の融合。
海に浮かぶ島国──鳥と共に生きる民──《和鳳珠ワホウシュ》が住む国が舞台。
気候は四季の変化に富み、国土の多くは山地と川によって成る。
交通の便は鳥に乗って行っている。
川も船よりも水鳥に乗って渡ることが多く、空にも機械の船は飛ぶが大半が鳥に乗って飛ぶ。
北に穏やかで笑顔豊かな王朝、南には厳格で謎めいた王朝が在り、それぞれに王が居おり、島の覇権を巡って争っている。
北朝──常和国トワコクは、巫女系皇族──和華瑞穂ワカミズホ族が統べる国で、祖先の霊やあまねく生命を敬い、信仰する国家。
時に力を借り、時に語り合い、時に身体を貸し、共に生きて成長していっている。
主導権は生ある者と死者と半々で暮らしている。
鳥達と民には魂の繋がりが在り、それぞれがパートナーを自然と見つける。
民は明るく毎日笑って過ごしている。
想いやりや相手がどうしたら喜ぶか、などを重んじており、穏やかで朗らかな国である。
王族は存在し民は敬うが、王族は威張ったりせず民と田植えをしたりなど同じように暮らしているからわりと平等社会。
一方南朝──永真漢国リーツァイは、多くが謎に包まれている国家。
分かっていることは、圧制と高い統率力を誇る軍事国家であること。
鳥達を使役し、科学により霊などを強制的に操るということ。
主導権は完全に生ある者が握っており、鳥達とも魂の繋がりよりも主導権は人間に在り、と見ている。
また、階級制を重んじており、王族が正しく、平民は口答えすれば牢獄行きとなる、など厳格な制度を敷いているようだ。
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