6人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
それから、少女の観察から4日目になる。
この日、妹の藤子(29)が藤吉の治療院にやって来るのでありました!!
「お兄ちゃん、元気してる?」
「なんだよ?いきなり現れて、、ベルぐらい鳴らせよ、藤子、、」
「だってえぇ、受付に誰もいなかったから、勝手に入った、、」笑
「あぁ、前は受付を雇っていたけど、、、」
「もしかして、患者さんが少ないせいで雇えないとか?」
「あぁ、、少し合ってるかな、、」
木下藤吉は、気まぐれな妹をほっといて、窓の外を見ることに、、、
「おやっ、、居ない?」
いつもなら、この時間には、あの少女が橋の上に立っているのだが?!
木下藤吉は、今日は遅れてるのかな?と思っていたのだが、気になって、、、
「そうだ、、藤子、店番頼む、、」
そう言って、木下藤吉は、慌てて出て行ったのでありました。
「何よ、、お兄ちゃんは、、店番って、ココはお店なの!」
木下藤吉は、いつも少女が立っていた所から、下を覗いて見るが、、、
人が落ちた形跡は無いようである。
そして、階段を降りて少女を探し回ることに、、、
「えぇ、、どこにも居ない?」
最初のコメントを投稿しよう!