1.出会い

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野球部が通り過ぎてから、陽が砂浜に上がる。 陽、小さくなる野球部の群れをいつまでも目で追う。 と、少し遅れて桜も上がってきて陽の隣りに並ぶ。 真剣な陽の顔を覗き込み、冷やかすように桜が微笑む。 それに気づいた陽、慌てて視線を反らす。 サクラ 「あれー、 陽、今 誰見てたの~?」 イタズラっぽく桜が笑う。
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