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「人間と、ミカエルの記憶を通して、俺はお前にもう一度チャンスをあげた。
お前の存在は、無駄なんかじゃなかったようだぜ?
――少なくとも、二人はお前のことを想っていたのだから。
それで十分さ」
神の光が、私の体を再び覆う。
「苦しかっただろう。
罰とはいえ、とても長い間暗闇の中で過ごし、自分の罪と向き合って後悔したはずだから。
気が遠くなるほど、長い時間。
――そして、再び立ち上がり、辛い記憶を思い出す試練に出たんだ。
ゴブリンたちと戦ったり、傷ついたり、くじけたりしながら、ようやくここまでたどり着くことができた。」
その言葉に、私は暗闇に閉じ込められた後から、ここまでの長い記憶の旅を思い出す。
長かったような、あっという間だったような。
でも、私にとって、魂が成長できたいい経験だったと思う。
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