第二十四話 願いはーー

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私の返答と同時に、制服姿の奏が、大きな光と共に現れた。 「……っ!」 その目は開いており、ミカエル、神――そして私を見つめる。 「……。」 「奏――」 「聞いてたろ? アズラエルは、可哀想なお前を助けたかったんだ。 禁忌にまで手を出し、魂の消滅を覚悟するほど」 「……別に頼んでないけど」 「……――。」 その言葉に、覚悟していたものの、ちくりと胸が痛んだ。 「ほおほお」 その答えに、神が意地悪くニンマリと笑うと、パチンと軽快に指を鳴らす。 すると、目の前に大きな鏡が現れた。 「……何これ」 「…真実の鏡……?」 私の答えに、神が頷く。 「そう。真実の鏡だ!」 すると、奏が映った。
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