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その言葉に、奏が目を細めて言う。
「じゃあ、あんたは何なのって話。
いちいち万物のお父さんでしょ、とか言われたいわけ?」
「ぐっ――」
「罰として、次の人生は最上級にいいものにしてよね」
「お前っ神に罰をきせんのかよ?!」
「ふふふっ!」
「ふっ!」
みんなに笑われたあと、神はようやく真面目な顔で、奏に言う。
「お前の願いは、最上級の愛ってことでいいんだよな?
お前の人生は、金や食事には恵まれていたが、圧倒的に愛情が足りていなかった」
「……みんなの前で言わないでって」
「いやー、毎日祈られればそりゃ言いたくもなる。
お前が天界へ来た時、すぐにピンと来たさ。
そのキツい言い方も、顔も、母親そっくりだしな」
「!」
奏の顔色が変わる。
「母さんが来たのーー?」
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