『♡ Kyoko Love ♡』☆『 LOVE YOU!』のスピン・オフ  -32-

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110-2. 恭子編 5 5.☑  私は飲み会の3日前に、ダメ元で白鳥多恵子に飲み会の件 を話した。  「それって垣本さんから連絡来たんですか? 」  「うん、そう」  「じゃあ、私が行かなかったらふたりで会うことになる んですよね? ゆっくり楽しんできてくださ~い 」  「森田さんも来るみたい」  「あきれたっ、よく参加できるもんだわ。  恭子さん、私はもう飲み会には行きません、ごめんなさ い・・せっかくなんですけど」  「うん、一応ね、知らせておこうと思って。  そうだよねー、行きたくないわよね」  「恭子さん、また別口の飲み会があったら誘ってください」  「うん、分かった」  だよねー、だよねー、私でも行かんわ。  森田さん、修羅場に慣れてるんだな。            ・・・  私が店に到着すると垣本さんと森田さんがもう 来ていて談笑しているところだった。  拍子抜けするほど、森田の振舞はいつも通りで普通 だった。  垣本と森田の間では二股事件のことはどんなふうに 話されているのだろう?  そう考えても恭子には預かり知らぬ二人の間のことで 知りようもなく、つまらないと思った。  そして、そのまま二人に合流し、白鳥多恵子との話題を出すことは ぐっと耐えた恭子だった。            
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