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幕末作家を書き始めた14歳の頃、
まさか本当に作中の笹川彼方と似たような人生を歩むことになるとは全く思っていなかった。
こんな風になりたいという気持ちは確かにあったが、書き始めた頃は、もっと幕末が好きだとか、土方さんが好きだとか、侍カッコいいとかそんな、本当にありがちな気持ちで書き始めて、
これもいいなあれもいいなと要素を詰め込んで、この先どう表そうか、と悩んで10年。
完結に至るときには、作中ではなく現実の私が鬱になっていた。
鬱病というのは、恐ろしい。
ここでは、鬱病になった私のことを記そうと思う。
暗い話になってしまうと思う。
鬱病の人の鬱を助長しかねないので、ここから先は自己責任で読んで欲しい。
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