温泉旅行2

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意識を手放したハルちんを抱き締める。 ぐったりとした身体を、腕の中で強く。 肌に顔を埋めて、火照った熱を手放したく無くて。 長い睫を落とし、小さな顔に頬紅を添えて 寝落ちしたハルちん。 このまま二度と、手放したく無いなぁ… 酔いが冷めたら今日の事は忘れて、 明日からまた、俺とハルちんは友達でしょ? …… 立てた左膝に小さな身体を寄せて 頬杖を付いた俺は、静かにハルちんを見下ろす。 左手の中指に嵌めた指輪を、唇に寄せて。 繋がったまま死ねたら良いのに…なんて、 幻想的な夜空のせいで、頭が沸いた事が浮かんだ。 …ハルちんのせい ねえ、ハルヒ もういっそさ、 「俺と、結婚しない?」 なんて、 結構マジの、冗談じゃない本気。 ―――
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