389人が本棚に入れています
本棚に追加
/446ページ
温泉旅行3
【蓮side】
…これ、本気で動かせばそろそろ出ちゃうけど、やったら怒るかな…。
温泉の湯気に当てられて、お湯に浸かってる訳じゃないのにお互いにしっとりした身体を抱き寄せて、ハルちんの中に挿れた指を動かす。
「ひっ、ぃっ、」
指先に角度を付けただけで、ビックリする程に吸い付いて、激しく痙攣を起こすナカ。
苦しそうに表情を歪めるハルちんの手はもう俺に抱き付く余裕も無く、だらんと下に下がっている。
…これで、最後にするから。
華奢な肩に唇を寄せ瞼を落とす俺に、笑みを溢す余裕は残って無かった。すりっとそこに鼻を寄せて横たわるハルちんの上に被さり、深く挿し込んだ指を上下に動かす。
「ひっ、ぅぁッ、あっー」
掠れた声に、俺を見る事無く強く目を閉じた表情が強張って、一気に身体が暴れだす。
「やめっ、ひっ、でっ‥」
その身体を抑えるように、被さった身体に力を入れる。
ぎゅうっと体内の俺の指が絞られて、それを合図に動きを一層早める。薄目を開けて、ハルちんの肩越しに冷たい石畳を見下げる。場所は分かってるから、そこを集中的に。
最初のコメントを投稿しよう!