温泉旅行3

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徐々に噴き出るソレの勢いが落ち着いて、ハルちんの腕から力が抜けた。 支えた身体が重くなって、俺の腕に負荷がかかる。 小さく響いていた鳴き声が聞こえなくなったのを合図に漸く動きを止める事が出来て。 荒く乱れた呼吸を落とす俺は、 身体を離してハルちんを見下げる。 眉を垂らして苦痛ともとれる表情で意識を手放したハルちんの顔が映る。「……」うっすらと開いた唇がまた可愛くて、触れるだけのキスを落とした。 下はまだ窮屈だけど、ナカはハルちんの意思無くヒクヒクと動いてるけど、ぐったりした身体は柔らかい。 そのまま胸元に頬を寄せ、早鐘を打つ淡い鼓動を聞きながら、荒れ狂った俺の鼓動も落ち着かせる。 愛おしくて抱き寄せる。 セックスの最中に誰かに何かしてあげたいとか、もっと気持ち良くしてやりたいとか、面倒だから思った事無かったけど… 強さも早さも違う二つの音が重なり合って、 それだけに愛おしさを感じて目を閉じた。 穏やかな気分なのに硬さを増す俺自身に嫌気がさす。呆れ交じりの笑いが溢れるけど、これも全部ハルヒのせい。 俺をこんな風にしたのも全部。 ハルヒが可愛すぎるせい。 無理矢理自分を正当化した汚い言葉を並べて身体を離し、腕の間で意識を失ったハルちんを見下ろす。 お腹、痙攣してる。 …もう一回挿したら怒るかな。 最後に一回ヤりたいんだけど、流石にハルちん限界…
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