あの日、キミがオチテキタ

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ライラは 初めて許婚に会う日 緊張してソワソワ落ち着かなかった なので 庭園に花を眺めに出て いつの間にか 木の下で眠っていたみたい ドスン 痛った! 膝の上に衝撃を感じて 目が覚めると 膝には 不思議な瞳の色をした 猫がいたのだ ねこちゃん キミはどこからきたのかな? と 猫に声をかけながら 綺麗な毛並みを 触らせてもらい ゴロゴロと 喉をならす ねこちゃんに ちょんと 鼻挨拶をしたら 周りが眩い光におおわれ 目をあけたら 目の前には この世のものとは 思えない程 美しい青年が立っていた 青年の 瞳は不思議な色合いをしていて まるで 先程まで 撫でていた ねこちゃんのようだ と考えていたら 青年が ライラの手をとり 指先に口づけをした はじめまして 私のライラ あなたの許婚の ステファンです 私の許婚は 私の膝のうえに オチテキタのです
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