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彼はクッションとエロ本をソファの後ろに放り出した。
そして、その空いた場所に座り直して、私の肩を抱いてきた。
そして、私の顎を指先で摘まんだ。
私も目を瞑り、彼のキスを待つ。
公園の時は互いの鼻が唇をよりも先に当たってしまい、未遂に終わってしまったが、今回は大丈夫か内心心配になった。
私の唇が柔らかい感触と温もりを感じる。
槇村さんのアドバイスで彼はキスに成功した。
私たちの唇が重なったのは本の数秒だけど…
私は初めてのキスに頭がボーッとなり、思考回路が停止した。
「香澄の唇…柔らかい…もう一度していいか?」
「え、あ…」
侑吾さんは一度のキスでは満足できず、私の唇に幾度もキスを落とす。
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