（完結）政略前提マリアージュ～元妻と双子は冷徹な御曹司の一途な溺愛包囲網からは逃れられない～

婚前交渉

「香澄…少し口を開けて欲しい」

「！！？」

私は彼の言われるまま口を少し開く。すると彼が再びキスを落とし、そのまま自身の舌先を口内に押し込んできた。

「！！？」

唇同士が重なるキスとは違い、濃密で淫靡な雰囲気が味わう。

「んっ…あ」

キスの継間に漏れる私の声が何だか淫らに聞こえる。

全身が紅潮し、次第に下着に湿りを感じ始める。

「・・・香澄？どうした？」
彼は私の反応をよく観察していた。
何度も私にキスしている間に侑吾さんはすっかり手慣れてしまったよう。

私は彼に翻弄されるだけ。