1177人が本棚に入れています
本棚に追加
「真澄…!?」
父の怒りを買った真澄は自宅待機を命じられ、そのまま退職してしまった。
無職となった真澄は夜な夜な遊び歩き、外泊が多くなっていた。
「あんたが…私から平沢副社長を取るからよ…」
「・・・私は…」
「…でも…お母様が言っていた…二人は幸せにはならないって…」
「!?」
「香澄あんたには秘密があるのよ…」
「えっ?」
「私もその秘密は分からないけど…お母様が言ってた…」
真澄は私の差し出した手を振り払い自力で立ち上がった。
そして、千鳥足で邸宅の中に入って行った。
最初のコメントを投稿しよう!