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三人で侑吾さんの話で盛り上がった。
槇村夫妻のおかげで私の緊張感が解れた。
挙式時間となり、介添え人に案内され、プライズルームを出る。
「こんなにもウエディングドレスが似合ってない花嫁は初めて見るわ…」
真澄が私を待っていた。
私は真澄を無視して、チャペルへと向かおうと踵を返した。
「香澄!!私を無視するの?」
無視する私に激怒して、真澄がキレ始めた。
「待ちなさいよ!香澄!!!」
真澄はバックの中から墨汁の入った容器を取り出し、私に向かって吹きかけて来た。
「!!?」
私の前にタキシード姿の侑吾さんが現れた。
真澄は侑吾さんの姿に驚き、墨汁の容器を落として逃走した。
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