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侑吾さんは桑原さんに茶化され、向きに怒った。
「ハネムーンにはいかないのか?」
「…今のプロジェクトが終わったら…行こうと思う…なぁー…香澄」
「あ、はい」
新規プロジェクトに邁進する侑吾さん。
私たちのハネムーンはそのプロジェクトが終わるまで、お預けだった。
ハネムーンは、まだだけど、侑吾さんの住んでいた部屋で始まった新婚生活は甘々だった。
童貞を喪失させてからの侑吾さんは高等テクニックを身につけ、私は毎晩啼かされていた。
「…香澄さん…首筋…赤くなってるよ…」
「えっ?あ・・・」
桑原さんに目ざとく侑吾さんがつけたキスマークを見つけられてしまった。
私は顔を紅潮させて手で隠した。
「…俺も結婚しようかな?」
「…成介…結婚する前に女遊びを止めろっ」
「…それもそうだな…」
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