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桑原さん、夜は用事があると言って夕方には帰ってしまった。
「桑原さんも忙しい方のようですね…」
「まぁな」
「どことなく雰囲気が槇村先生にそっくりでしたね…」
「…そうだな…光と同じで明るくて華やかなヤツだ、俺には二人が眩しく見えて、羨ましい」
「侑吾さんだって…私の目には眩しく見えます」
「そう言ってくれるのは香澄だけだ…」
「…侑吾さんには私がどう映ってますか?」
「とても可愛い俺の嫁さんだ…」
「侑吾さん…」
私は彼のピタッと体を寄せた。
「おいおい・・・くっつくな…襲うぞ」
「いいですよ…」
「いいのか?」
「じゃ遠慮なく…」
侑吾さんが私をソファに押し倒した。
手慣れた彼の指先が私の官能を擽る。
「本当に私が初めてですか?」
「初めてだよ…俺を煽っても他の男を煽るなよ…香澄」
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