スィートライフ

5/5
前へ
/187ページ
次へ
桑原さん、夜は用事があると言って夕方には帰ってしまった。 「桑原さんも忙しい方のようですね…」 「まぁな」 「どことなく雰囲気が槇村先生にそっくりでしたね…」 「…そうだな…光と同じで明るくて華やかなヤツだ、俺には二人が眩しく見えて、羨ましい」 「侑吾さんだって…私の目には眩しく見えます」 「そう言ってくれるのは香澄だけだ…」 「…侑吾さんには私がどう映ってますか?」 「とても可愛い俺の嫁さんだ…」 「侑吾さん…」 私は彼のピタッと体を寄せた。 「おいおい・・・くっつくな…襲うぞ」 「いいですよ…」 「いいのか?」 「じゃ遠慮なく…」 侑吾さんが私をソファに押し倒した。 手慣れた彼の指先が私の官能を擽る。 「本当に私が初めてですか?」 「初めてだよ…俺を煽っても他の男を煽るなよ…香澄」
/187ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1684人が本棚に入れています
本棚に追加