2077人が本棚に入れています
本棚に追加
「俺は…新規事業のかじ取りを任されて、近々…ドバイに赴任する事が決まった…」
「!!?」
「・・・」
俺はサインと捺印を終え、彼女に用紙を渡した。
「香澄の事は愛してる…今でも君の事を護りたいと思ってる…子供だって欲しい…」
「侑吾さん・・・」
「…こんな形で別れるなら、最初から貴方と出逢わなければ良かった…一瞬そう思いました…でも…貴方に出逢えて良かった…貴方と過ごした二人の生活は薄幸だった私に至福の時を与えてくれました…」
「俺もだ…君との生活は一生忘れない…」
俺たちは愛し合ったまま、離婚したーーー・・・
最初のコメントを投稿しよう!