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「そうだな…君は夜な夜な男を漁りにセレブの男が集まる会員制バー『プラチナ』に出入りしてるからな。俺は生憎、股の緩いオンナは好みじゃない。香澄さんのような真面目な女性が好みだ」
「貴方…何を根拠に?」
俺はソファから腰を上げて、プレジデントデスクの引き出しから探偵を雇って調査させた報告書を彼女に見せた。
「これが動かぬ証拠だ」
真澄さんの顔から血の気が引いていく。
「貴方、私の素行を探偵に調査させていたの?」
「まぁな。君と母親が彼女を虐げている事実も掴んだ」
「私は別に…」
「香澄さんは俺の大切な女性だ。これ以上何かしようとする気なら、俺も容赦しないぞ!!」
俺は香澄さんを護る為に真澄さんを恫喝した。
「地味で暗い性格の香澄の何処がいいのよ!!貴方、頭がおかしいわ!!!」
真澄さんは悪態を付き、コーヒーも飲まずに帰ってしまった。
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