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「真澄、ゴメン…」
「遅いわよ、お異母姉(ねえ)様」
真澄たちは既に個室で合コンを始めていた。
「・・・真澄ちゃんの姉ちゃん?」
「そうよ…全然似てないけど…私のお異母姉様の香澄よ」
「初めまして…花京院香澄です」
合コンは女子メンバーは真澄の大学時代の友人たちと私、男性は大手商事会社『平沢商事』の営業部の五人組だと訊いていた。
もしかすれば、営業部長である彼も合コンに参加すると思い、承諾した。
私は空いた席に腰を下ろす。
私は単なる人数合わせと真澄の引き立て役に呼ばれただけ。
完全な蚊帳の外に居た。
真澄を中心に男女九人で盛り上がっていた。
「君も何か頼んだら?」
私の目の前に座る男性が私にドリンクのアラカルトを渡して来た。
「ありがとう御座います」
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